放課後シンデレラ2 感想
HOOKSOFT(2022)の作品。同社作品は何個かやってます。発売当時はスルーしてましたが、どうも私がとても好きな1より評判が良いっぽいので買ってみました。
結果としては私は1と同じくらい楽しめたので良かったです。1は特定のヒロイン(陽佳)が好きすぎてやばかったですが、今作は全体的に平均点が高いです。1と少し方向性変えてきましたね。何か最近のHOOKはシリアス入れるのが好きですね。
だから純粋なイチャイチャだけを求めてプレイすると評価が下がるかもしれません。特に昔からのHOOKが好きな人には合わないかも。
後なんかノリが更にSMEEに寄って行ってる気がする。
おすすめ度:★★★★ (MAXでもいいが、求められてるのとちょっと違う方向性な気がしました。シリアスいる?? それ以外は良かったと思います)
以下ネタバレ
まずこのゲームを語る上では主人公の存在は欠かせませんね。新くんの不快感0なのが素晴らしいです。ただちょっとコミュ力の塊過ぎて今まで彼女がいないのがおかしいくらいですが、ノリいいし、欲望に忠実なのがおもろいし、優柔不断でもなく決めるとこではしっかりしてるし、男子高校生って感じがして感情移入しやすくてよかったです。
元々RPGを多くやってた人間で、主人公は結構重視する派なので余計に良く思いました。
前作と苗字が同じだったので最初は弟とか親戚か?って思いましたが、普通に何のつながりもなかったですねw
次に、共通の日常パートが面白かったです。ゴリラ侵入事件が特に印象に残ってますが、唐突に王様ゲーム始めてみたり、トイレしに恥ずかしくて別棟までいくのが高校生っぽくていいなと思いました。
みっくるんるん♪
攻略順は今回は共通時点ではいいなって思ったキャラも不快に感じたキャラもいなかったので、テキトーにノリで選びました。葉月はセンターなので最後に回しました。
みくる→寧々→ミルキィ→千穂→芹香→葉月
推奨は特に無いです。好きな順番でいいと思います。葉月だけセンターらしく演出強化されてるので、最後がいいかもしれません。
・みくる
みっくるんるん♪にやられ、別キャラやってましたが急遽最初にやってみることに。触れ書きはクール系?でしたがただの天然のかわいい子でした本当にごちそうさまでした。
今作はヒロインがそれぞれがコンプレックスみたいなものを持っていて、彼女のは「子役時代に八重歯が出ているのを笑われて人前で口を見せれなくなった」といったものでしたが、私はすぐ(矯正すれば良くね?????)と思ってしまいました。なぜなら私も小学生の時歯並びがよくなくそのことで良くからかわれていて、中学生の時から矯正した人間だからです。
それに子役時代ってまだ乳歯だから八重歯なくね?とか何個か突っ込むところがありました。こういった設定の甘さが今作の私の(シリアスいる?)と思った理由です。
別にシリアスが嫌いなわけではないです。むしろギャルゲと分類できるか怪しいですが、初めてやったギャルゲがパワポケなのでシリアス大好き人間なんですよ。基本的にキャラゲーよりもシナリオゲーが好きなので。だから中途半端に入れられると逆に粗が目についてしまうんです。それならいちゃいちゃに特化すればええやん??と思った次第です。
愚痴ってしまいましたが、その部分以外はよかったです。八重歯はとてもかわいかったですよ。お気に入りは服を買いに行くシーンです。
後このゲームでいちばんえっちいかったのでそれも良かった。
・寧々
あからさまなメスガキ系だったので、結構ワクワクしながら読み進めましたが、ただの素直になれない寂しがりやでした。初対面で目が合ったからって自販機のボタンを勝手に押しちゃうやべえやつ。
基本イキりカスなのに、上級生に囲まれると途端にコミュ障になるのかわいかったです。
基本的に主人公優位に進んでいくので、テンポよく読めました。主人公に嚙みついて負け続けるの、とてもいいですねえ。
彼女は姉と二人暮らしですが姉は実質同棲中、親はビジネスマンで海外飛び回ってるので一人暮らし。生活力0なので毎日コンビニ弁当を食べて生活していました。弁当を温めて食べると寂しくなるからって冷たいまま食べるの悲しすぎるやろ。
主人公がそれを知ってからご飯を作りに行ってあげるようになりますが、そこから告白シーンまでイケメン過ぎた。そんなんされたら誰でも惚れるわ。
前作も同棲を始めるヒロインがいましたが、今作では彼女が同棲枠でした。しかもかなり早い段階で。生活力0だったのが、段々料理ができるようになっていく様子がとてもよかったです。
最後の姉に説教するシーンは彼女の成長が見れて、とてもいい締めでした。思ってたのと違いましたが全体的に満足度が高い√でした。
・ミルキィ
本名下吹とも子。実は千穂途中まで進めていたのですが、コンフィグいじってるときにボイスの欄に彼女がヒロインたちと同じ欄にいたので怪しく感じて調べたらどうやら隠しのようで急遽やりました。
扱いとしてはアサプロ作品のサブヒロインと同じくらいですかね。占いに毎日来てくれる主人公が段々好きになっていって、付き合ってえっちして終わりって感じです。
この√はシナリオに関してはほぼ無なので、みるさんのかわゆい声を聴くためだけにあると言っても過言ではないです。頭がとろける。
・千穂
この√進めてて一番というか唯一少し苦痛に感じました。マジで友人いらねえ。アイはただの暴力女やし、ヨルは声が受け付けなかった。千穂ちゃん可愛かったのに残念でした。だから付き合うまでの心理描写とか甘い気がしました。ほんで付き合ってからもちょくちょく出てくるしマジで無理。だから√が終わったとき、え?もう終わり?と肩透かし食らいました。
千穂自体はとても純真でとてもいい子で、私がボブ髪の女の子がタイプなのもあってとても好きでした。あと声優さんの演技がめっちゃよかった。あんまりエロゲの声優って興味出ないんですけどゲーム終わった後調べました。
この子は幼少時代に大病を患っていて、大手術に成功して今を生きているので、何も求めないんですよね。だから今の人生をおまけだと思っていて、主人公に何もねだりません。そこに気づいた新くん素晴らしすぎる。ただ新くんもかっこつけてやらかしてケガしたのでお相子ですかね。主人公に怒ってる千穂ちゃんの演技めっちゃよかった。最後は千穂が主人公に普通の女の子みたいにおねだりできるようになって終わりです。
ほんとあの二人さえおらんかったらもっと満足できたのにそこが残念でした。
・芹香
私のストライクゾーンど真ん中でした。センターが葉月だったので最後に回しましたが、総合的には一番楽しめました。前作の茉莉愛枠であんまり気が進まなくて後回しにしていたのが幸いしました。
基本的に芹香優位で進んでいきます。なんか少しからかい上手の高木さん思い出しました。あれも私大好物です。主人公がからかわれて、「でも好きでしょ、こういうの」→「もっとしてください」のくだりが好きすぎる。
ほんで何がいいって、付き合ってからはデレデレになるのが可愛すぎる。予告なしで突然主人公の家に泊まりに来て「来ちゃった♪」、うーん最高ですなあ。キス魔になったのも素晴らしい。駅の家の中とかじゃ飽き足らず駅のホームや電車の中や、迎えに行った教室でさえ所かまわずちゅーしまくってて良かった。
クラスメイトとばったり会って、皆でお話してるときに手コキしだすのもえっちで花丸です。
彼女はアルビノで、生まれつき体が弱く、病院通いをしています。日差しに弱くてすぐ貧血をおこしてしまうそうです。告白シーン前に主人公と一緒普通に過ごしたくて、無理して日差しの中歩いて倒れてしまいます。そこで私は思ったわけですよね。「日傘差せよ」と。ここでもなんか甘さが出ていましたね。まあこの後の主人公の告白が今作1でかっこよかったのでオーケーです。
ラストシーンもよかったです。対等に歩きたい、後ろじゃなくて隣に行きたい思いが伝わって感動しました。アフターシーンでは主人公の大学の合格発表のシーンでしたね。芹香が頭いいので、もし前作と同じようにFDがでるならここら辺描かれるのかなと考えてます。
・葉月
センターヒロインらしく良かったです。そしておっもい。前の記事に書いたハミクリのひよりんにも負けない重さでした。まあどっちも、両親事故で無くしていて、それをまだ克服できていない設定ですからね。そりゃあ重くなるわと思いました。
先輩ヒロインですがちょろいです。それが可愛いです。地味に先輩キャラがセンターってちょっと珍しい気がしますね。
主人公に何かと世話を焼いてきますが、付き合ってからはそれが加速していきます。理由は世話し続けないと嫌われて離れられてしまうかもしれないから。過去も合わさっておっもいんよ。まあ私は重い女大好きなのでグッドです。
最後は主人公と一緒に過去に向き合い始めてエンドです。ここも新くんイケメンでした。ほんまなんで今まで彼女おらんかったんや? 前の学校ではバイトに夢中という設定ですが、このコミュ力あったらバイト先で作れた気がするぞ。
Hシーン
このゲームの弱点です。ほぼ使えん。何があかんって、絵師さんの絵がまったくエロくない。立ち絵はめっちゃ可愛いんですけどね。足や胸のムチムチ感が伝わってこないのは私の中では致命的です。後隠語がほぼないのもあかん。
みくると寧々が少し使えたくらいでした。
音楽
OPのブルーカーペットはスルメ曲でした。何回か聞いてるとええなあと感じました。挿入歌のむすんで、ひらいて、羽ばたいても良かったです。
EDに前作のCindella Streetを持ってくるのもニクい演出で良かったと思いました。
総評
ちょっと愚痴も入りましたが総合的には前作と同じくらい楽しめました。どのヒロインも可愛いと思えるポイントがあってよかったです。ただシリアス要素を中途半端に入れるくらいなら、ヒロイン少なくしてガッツリ描くか0にしていちゃいちゃ10割にしてほしいと思いました。
次はおそらくサクラノ刻です。少ないですが積みゲーもあるので、もし崩した中に面白いのがあったらまた感想書きたいと思います。
よろしくお願いします。
ハミダシクリエイティブ凸 感想
まどそふと(2022)の作品。同社作品は一作目のナマイキデレーション以外全てやってます。キャラゲー作らせたら今一番強いんじゃないかと思ってるメーカーさんです。何がいいって、ただゲーム出しっぱなしじゃなくて、グッズも多いし、イベントとかもやるし、カラオケに曲入れてくれるし、定期的に生放送してくれるし、まあキャラに愛着持ちやすくなりますよね。今後も新作出るたびに買うと思います。
肝心のゲームの出来でしたが、、、ひいき目ですがFDとしてはほぼ完璧だったんじゃないでしょうか。めっちゃおもろかったです。
実は前の記事の黎の軌跡Ⅱの後に2個ほど積んでたエロゲやってたんですけど、どっちも別にブログ書かなくてええか~ってレベルだったので(名前出さないですけど今年出たフルプライスエロゲです)、余計に面白く感じましたね。
一人目の√やってる時から、「やっぱおもろいわ~」と呟きながらやってました。ただ私が攻略順をミスったのが残念でした。残念というか、自業自得なんですけどね。
また、攻略ヒロインが少ないって声が結構あるんですが(ワガハイは7人いたので)、私は深く狭くの方が好きなので、満足しています。ただミリ先生だけは欲しかったかも…とも思っております。
お勧め度:★★★★★ (文句なしですね。前作が好きだった方は義務です。やってない方は前作からやりましょう。)
攻略順は天梨→あすみ→詩桜→華乃→妃愛
体験版やっちゃったせいで楽しみ過ぎて天梨を最初にやってしまいましたが、完全にミスりました。面白過ぎてもっと最後にしとけばよかったです。後詩桜先輩の√も最初にやっとくべきでした。
なので私の推奨攻略順は詩桜→あすみと華乃→天梨→妃愛です。
前作の時も思ったんですけど、妃愛は他の全員クリアするまでロック掛けといてもいいと思うんですよね。彼女の√やったら他の人行けんよ…。
攻略順に行きます。以下ネタバレ。
・天梨
体験版が彼女の序盤部分だったのでその時点で面白かったのですが、いや~、彼女の魂というか生き様に感動しました。なんか全部読みあえた後、すごい爽やかな気持ちでした。「こんな子現実におらんやろ」ってレベルで澄んでましたね。
両親の影響もありますが、人の悪意に直接曝される業界にいてこれだけ前向きに生きれるってすごいですよね。その生き方に後ろ向きだったトモスケや華乃が影響されて、少し前向きになっていく様子はとてもよかったです。人の輪の中心にある一筋の光みたいな感じでした。
キャラに関しては前作に輪をかけていい子でしたね。私自身、ただのいい子ってあんまり刺さらないんですけど、何か芯のあるいい子って感じがしてよかったです。「ねねね」、可愛すぎませんかねえ。
前作の共通の時点で好き好きオーラ出してましたけど本当にその時点で好きでしたね。やっと攻略対象に入って嬉しかったです。満足してます。
・あすみ
上の天梨の時に書きましたが、私ただのいい子ってあまり好きじゃないんですよね…。前作の時点でそこの範囲内に入ってしまったのが彼女で、、、、、プレイヤーの人気はかなり高いんですけどね…。
内容も順当なFDってくらいで、特に書くべきことがあまり浮かばないっていうか、それよりも途中途中に入ってくる妃愛との会話の方が心に刺さる始末でした。推しの方がいたらすみません。なのでこれ以上書きません。
・詩桜
良かったです。前作の最後の方が少し駆け足というか、ちょっと足りないなあと思っていたので、そこの補完もしてくれましたし、何といってもトモスケという彼氏ができて、彼女自身が変わっていく様が見ていてとても面白かったです。
一人で何でもできるので、傍若無人にふるまっていた彼女がトモスケと触れ合っていくことで、個としては弱くなっていってしまいますが、その分人とのつながりを大事にしていって別方向に成長していきましたね。トモスケも先輩にふさわしい彼氏になろうと努力している様子も見れて良かったです。
後、前作と比べて声優さんがすごくうまくなってましたね。以前は棒読みな感じを受けたので、きちんと感情が入ってるように聞こえて、私自身としても話に入り込みやすかったです。
ミリ先生も良かったですねえ。このルートの後、先生の√も欲しくなりました。なんならFD二作目の凹でも作ってええんやで。
・華乃
キャラとしては今作の最推しです。というか多分今までプレイした全作品で片手に入ってくるレベルで好きです。シナリオ含めたら妃愛に軍配が上がりますが。
オタクヒロインとしてはほぼ完成形なんじゃないでしょうか。そのレベルで可愛いです。私自身めんどくさい女が大好物なのでそれも刺さりました。相変わらずえっちだったし言う事ないですね!!
シナリオは普通のFDといった感じで特に何もいう事はないですね。華乃のかわいい部分をより沢山見せてくれることに注力していたのかなと思います。推しなのでそれが最高だったのですけどね。あすみ推しの人は彼女の√で同じような感想を持ったんじゃないかな?と考えてます。
やっぱ秋野花さんいいですね。他の人と比べて演技力が一段抜けていましたね。ボイス登録、今作は全部華乃だった気がします。
・妃愛
最初はトモスケがぶっ壊れてて、彼女が完璧な妹だと思ってたら、実はトモスケよりえぐいぶっ壊れ方をしてた妹です。前作で大体書いていたので、そこらへんどうすんのかなあって思ってたんですが、いきなり重いのぶっこんできましたね。ドラレコて。
他の子と同じく大半はいちゃいちゃだったのですが、随所に壊れている部分を見せつけてきたりして中々に辛かったです。何なら他の子の√でも見せつけてくる。トモスケは一人で生きろって妃愛に言われた場合、多分なんだかんだで生きて行けると思うんですけど、その逆は多分無理なんですよね…。最後に取っといてよかったです。これやったら他の子に現を抜かせんわ。
最後の手紙からの妃愛が少しずつ本当の意味で直っていく様子ははあかんかったです。2022年で間違いなく一番泣きました。今年もこんな感動できるゲームに出会えることを願ってます。
・Hシーン
キャラゲーとしては普通だったんじゃないでしょうか、私がらぶらぶえっちじゃ抜けんのでほとんど使えませんでしたが。トモスケ優しすぎるんよお。もうちょっと乱暴してくれてもよかったんやで。
・音楽
OPの一冊のアローは私の中で2022ベストソングです。堀江神。なんならまどそふと最高傑作まである。EDは妃愛がよかったですねえ。ちょっとだけいちゃもんつけるなら、もっと本職の方を起用してほしかったと思ってしまいました。
総評
全体的にとても満足しました。今年はプレイできたゲームが少なかったうえに中々の確率で外れ引いてしまったので、最後にこんなのができてとてもよかったです。
次回作どうすんの?って思うくらい強かったです。実際どうするんでしょうね。ハードル中々高くなってしまいました。まあ期待して待ってましょう。
次は私がもう一つのキャラゲーの到達点だと思ったゲーム、放課後シンデレラの続編の2をやる予定です。実は1で満足しすぎて2はスルーする予定でしたが、1より評判がいいらしいのでやってみたいと思います。もし楽しかったら感想書きます。面白くなかったらサクラノ刻になると思います。こっちは昔やったすば日々とサクラノ詩をもう一周して気合い入れまくってるので確定で書きます。よろしくお願いします。
英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ 感想
ここ何か月か別の趣味で全くゲームできてませんでしたが、ファルコム信者歴約15年の私としては年に一回出る新作はもはや義務となってますので、一週間くらいで難易度ノーマルでサクッとクリアしてきました。感想書く時間がなかなか取れなく今になってしまいました。
取り合えず評価から
軌跡シリーズ毎作やってる人:★★★★(やった方がいいかな? でも必須でもない気が)
特にファンでもない新規の人:★★(Ⅰからやりましょう)
総合:★★★(ぶっちゃけ普通。信者以外はあんまりやんなくていいかも。悩んでる人は買わなくていい気がします)
最初に言いますと、Ⅰの方が何倍も面白かったです。というか軌跡シリーズ全体でも下位の出来だった気がします。創と黎Ⅰは良かったのにどうしてこうなった。
以下ネタバレ
ストーリー
主人公たちがストーリー中に何回も死にます。んでそのたびに例のゲネシスの力でタイムループして、次は死なないように行動していきます。これが何回も続きます。ぶっちゃけやってる途中で飽きる。タイムワープが始まったら「あーはいはい」ってなります最後の方。
後今作の黒幕が小物過ぎた。あまりにも小物でした。空の軌跡のワイスマンはある意味小物でしたがちゃんとキャラはたっていて伏線もちゃんとしていたので私は結構好きです。それに比べて今作はぽっと出が過ぎる。リアルで「オーギュストって誰だよ」って言うくらいには突然出てきました。ほんでそいつ倒した後のボスもなあ…。なんか閃Ⅱのラスボスを思いだしました。
軌跡シリーズは七の至宝を巡るストーリーですが、その点から言って、今作ではほぼストーリーは進みませんでした。ゲネシスはほぼ時の至宝関連でしょうが、私は空のゴスペル的な存在じゃないかなあと思ってます。
至宝1個で空は3作、零碧で2作だったので次で終わってくれると思いたいが、物語の核心に何も触れてないのでⅣくらいまでやりそうな気がするんだよなあ……。
黎の軌跡Ⅱってよりも外伝というか1.5というか、、、総じてなんか不完全燃焼でした。先ほども言ったのですが軌跡シリーズ全体としてはストーリーが全く進んでいないに等しいので。
あとほんまに庭園がめんどくさすぎた……。プレイ時間を引き延ばす要素以外のなにがあるんやあれは…。あれがなかったらもう少しましやったかなあ。これが私の評価を下げる主な原因となった一つであることは間違いないです。
キャラ
新規キャラはあまりいなかったですね。ジュディスのお婆ちゃんのドミニクさんとロザリー主任くらい?後は破戒おじさんの周りにいる双子とガウランとかか。ドミニク婆さんはとんでもないですねえ。強すぎて笑った。グリムキャッツ関連はもう少し掘り下げてほしかったなと感じました。
ロザリーは「CV:櫻川めぐ」って出た瞬間ぶふうとなりました。アーシェやん。こいつも小物でおもろかったです。黎が終わるまでのギルバート的なポジションになるのかな?と思います。
後わかったのは二ナの正体くらいかな?と言っても肩書がわかっただけで、本質は未だわかってないんでこれから楽しみです。
破戒おじさん、かっこいいですねえ。方向性は全く違いますがアリアンロードに並ぶくらいかっこいいですわ。イクスとヨルダは執行者になりましたね。そういう意味でおじさんは二人の先輩ってわけですね。当の3人はそんなこと全く気にしてなさそうだけど。
それよりも二人No.20を連名でもらったんだけど、最後から三番目ってのが気になりますねえ。22が最後ってことでしょう?どういう意味なんだろうなあ。1のマクバーンみたいなやべえのが来そうな気がする。
後ほんまヴァルターかっこいい。空の時に比べてギラギラ具合は変わってないんですけども、なんか前よりも信念ってか、考えてるっていうか、なんかいい方は難しいんだけどもジンさんとの決闘から変わりましたよね。この二人は永久に仲が悪いままでいてほしいな。ほんでジンさんはさっさとキリカと結婚しろ。
破戒おじさんとルクレツィアはもう少し掘り下げが欲しいですねえ。このままってわけはないはずないだろうけどね。二人とシャロンが再会するイベントくれ。
戦闘
戦闘自体は閃がクラフトゲーだったのでその反動かアーツゲーに寄ってる気がします。終盤はクジラ打ってればいいだけになってました。その分EP回復が辛かったのでバランスは一応取れてたかなって気がします。ただ私自身ノーマルしかやってないのであまり語れることはないです。
音楽
ファルコムゲーと言えば音楽は外せないでしょう、個人的にこれだけはⅠよりよかった気がします。曲名タイトルは全く分かりませんけど途中でプレイを止めて10分くらい聞いている時が何回もありました。全体的にとてもよかったです。Ⅰはおっ?って思ったのがラストダンジョンくらいだったので。
まあ総じてうーーーーーんって感じでしたなあ。面白くなくはないんだけど面倒くさいというかだるいっていうか…。
2週目はいいかなあ。Ⅰは3周したんですけどねえ。
ストーリーもあんまり進まなかったし…。
とりあえず次回はハミダシクリエイティブ凸の感想になると思います。よろしくお願いします。
僕と恋するポンコツアクマ 感想
スミレ(2015)の作品。同社作品は最新作の「日向千尋は仕事が続かない」以来2作目。
使えると聞きFANZAのセールで購入。続編も購入したのでいずれやる予定。
前に感想に書いた星織ユメミライがあまりにも使えなかったので、その裏でほぼ同時進行でこっそりやってたのだが期待以上に素晴らしかったので感想を書くことにした。
おすすめ度:★★★★★(萌え抜きゲーとしては非常にお勧め)
キャラゲーとかイチャラブとか純愛とかを期待する人は今すぐにUターン推奨。そうした場合の評価は星2~3個落ちます。
個人的な意見ですけどま~まれぇどのゲームが好きな人には間違いなく刺さるんじゃないかなと思います。私が好きなので。
- 共通√
コメディ100%。シリアスは全くないので安心してプレイできた。キャラの紹介の側面が大きかったと思う。幼馴染(ねんねちゃんサキュバス)、義妹(ゲーム開始3分で主人公の耳を舐めだす変態キューピッド)、転校生(冷え性雪女)、後輩(露出魔ミイラ)、先輩(超おバカ薬剤師)の5人があまりにもポンコツなために、ポンコツ寮なる所でひとつ屋根の下で生活することになる話。
そこに主人公も寮監補佐としてくっついていくことに。そしてこのゲーム、一般的なエロゲとは違って共通時点で各ヒロインにHシーンがあるのだ(挿入はなし)。これを見て私は「このゲームは抜きゲーよりのゲームだ」と確信しガッツポーズ。
シナリオの中身はほぼないものとして考えた方がいいと思う。わちゃわちゃしているだけで終わる。ほんで海にみんなで遊びに行った場面でいきなり画面が変わるからの誰の√に行くか選んでねスタイルなので分岐も超簡単。
あと、共通√はペット3体(ポチ、ゴメ、しげる)が面白かった。ゴメ(沢澤砂羽)は無駄遣い過ぎてみた瞬間吹いた。私はしげるが好みです。
- 個別√
個別に入った途端白濁の性活が始まるだけで、あんま語ることがないので一言づつぱぱっと。
攻略順は雅妃→(タマ→伶香→凛)→咲莉→アルル→優→梨々愛
()内はサブキャラ
- 雅妃
最初にやったのを後悔するくらい抜けた。段々Mに目覚めていく先輩イイゾ~。
- タマ
先生だけどこいつが一番ポンコツ。イク度にお漏らしする変態さんです。FD楽しみ。
- 伶香
ちょっと年上すぎて私はあまり刺さりませんでした。シーンは良かったです。幼馴染の母親とか僕いやだよ😢
- 凛
声以外は良かった、声以外は…。シーンもえっっっっやったのに…。
何があかんって、未尋(ワガママハイスペック)と声が全く同じすぎて脳裏に彼女がちらつきまくって、全く集中できなかった。完全に個人的な問題だが、少しだけ残念だった。
- 咲莉
キャラデザは彼女が一番好き。全キャラで唯一少しシリアス入るのでそれが好み分かれるかも。私は抜ければいいや思考に完全になってたので気になんなかったけども。
最後まで変態義妹で良かった。アフターの屋上H超抜けました。本当にありがとうございました。
- アルル
完全に個人的な意見だが、アルルみたいな控えめな性格の後輩の子が性癖に刺さらないのもあって、メインキャラでは多分唯一使えなかった。
キャラ自体はめっちゃ可愛かったんだけど使えるかとは別なので。
- 優
使えたキャラ部門第一位。趣味:自慰は伊達じゃなかったわ。何気に一番下ネタ多かった気がする。咲莉とどっちが多いやろか。
全体的にドスケベでしたとてもよかったです。一日中するシーン、特に大好きです。
- 梨々愛
使えたキャラ部門第二位。元がピュアピュアなので、咲莉や優みたいな普段から下ネタを連呼するキャラじゃないんだけど、スイッチが入るとサキュバスの本領を発揮します。絶倫主人公をして淫乱と言わせた女である。最高だな?
- 主人公
共通から個別の序盤まではよくいるハーレム主人公の典型的なタイプ。だがHシーンではドSになることが多くなった。個人的に主人公が責めまくるシーンの方が好きなので抜きゲーよりのゲームとしては良い主人公だったと思う。
- Hシーン
このゲーム最大の見どころである。
シーン数は梨々愛、優8
咲莉、雅妃7
アルル6
サブキャラ1づつ用意されている。
これは普通の萌えゲーよりかなり多く(個人的な感覚として一般的な萌えゲーは20前後であることが多い)、私がこのゲームを「萌え抜きゲー」と評する所以である。
その分シナリオは中身が薄いが、私は元々使えるかどうかで購入したので、目的に合致しており不満はほぼない。
シチュエーションはアブノーマルなものはほぼなく、野外とかお尻とかくらいである。梨々愛と雅妃先輩だけは少しSMプレイみたいなのがあるが。
何がいいって、まず原画のさよりさんの絵がめちゃくちゃかわいい点である。今までプレイしてきたゲームでもトップクラスに好きな絵である。
そのキャラ達が白濁になってめちゃくちゃに乱れまくるのである。隠語も言いまくりで素晴らしい。
次にいいなと思う点は、アニメーションがついてるシーンがあったところである。エロゲは基本的には静止画が多いので、ある程度は自分の脳内で妄想を補完しないといけないのだが、その大きな手助けとなってよかった。
そして射精カウント、これはいい。いい具合に調整できてよい。アニメーションと射精カウントは全エロゲつけるべきだと思う。
ちなみに私が一番好きなのは梨々愛のSMプレイのシーンである。最高過ぎるやろあれ。何とは言わんが痛くなるくらい出した。
- 音楽
BGMは特に無し。可も不可もなくって感じ。
OPの「ポンコツロケンロー」が明るい曲調でいい感じ。歌ってるAiRIさんがエロゲ歌手でトップクラスに好きなので、余計に耳に残った。
- 総評
前評判に負けない、いいゲームでした。私の需要にほぼぴったりでした。悪かった点は、出すペースが速すぎてなんかニキビが出てきた点くらいであろう。
FDのすっごいえっち。も購入済なので、今回みたいにあまりにも抜けないやつに出会ったときにまた並行してやろうと思う。
星織ユメミライ 感想
tone work's(2014) の作品。同社作品は初プレイ。長い長いと聞いていたので中々手を出せなかったが、中古ショップに寄ったときに安く売っていたのでいい機会だと思いプレイしてみることに。
個人的な意見としては1√が通常のエロゲの倍くらいあるので面白い√と面白くない√の差がより浮彫になった感があった。
以下ネタバレ
攻略順は面白いと評判の律佳と、自分のプレイスタイルとして幼馴染はできるだけ後に回す主義なので真里花を後を回して残りはフィーリングで。
透子→夏希→そら→美砂→真里花→律佳
個人的総合おすすめ度:★★★★(オススメ)
律佳、真里花、透子√:★★★★★(是非やって欲しい)
夏希√:★★★★(オススメ)
そら、美砂√:★★★(普通)
良かったところ
- 真里花√
私が幼馴染を後回しにする理由としては、最初にやってしまうと後の√でも彼女の心情を引っ張ってしまうからであるが、真里花はそれが顕著で共通の最初から好き好きビームが出まくっているので中々大変だった。
その分彼女の√では充分に楽しませてもらった。お父さんがちょっとだけうざかったが、酔ったお父さんとの話や、病弱でかわいい娘を持ったらそらああなるわなとも感じ納得できた。
真里花√は結婚式の手紙に全てが詰まっていたと思う。正直他の部分は他ゲーの幼馴染と比べて特別な部分はなかったが、その手紙だけで全てひっくり返せるくらいには威力が高かった。お恥ずかしながら私も手紙の中盤からずっと泣きっぱなしだった。私は両親とあまり仲が良くないので(両親とも私に手をあげる人間だったため)、正直羨ましいなあと思う一面もあった。
- 律佳√
面白いと面白いと散々聞いていたので期待を持ってプレイしたが、ただのグランド√で超面白かった。この星織ユメミライってのは過去、現在、未来への「人とのつながり」を非常に重視しているゲームであるが、それが一番丁寧に描かれている√であったと思う。
まず律佳自身が超かわいい。最初はツンデレなのかなと思っていたがただのデレデレでした本当ありがとうございました。ずっと周囲に壁を作って一人だったのが主人公に出会って、仲間に出会って、「普通の女の子」になっていく様はみててこっちの顔も緩みっぱなしだった。あとめぐるちゃんも攻略させろ。
ピアノに限らず楽器は感性とよく聞くが、めぐるちゃんは素で持っていて、律佳は周りとの交わりで少しずつ花開いていっただけで、どっちもお母さんの才能はきちんと持っていたわけだ。やっぱこの世界遺伝ゲー()
進んでいくにつれて私の大好きなヒロインの「ワガママハイスペック」のアーシェに少し重なって不穏な空気がafter√にあったが、こっちはお互いに正直でスレていなかったので何事もなくて安心した。気持ちを伝えるって大事だよな。
そしてエンディング。最後の一枚絵のお母さんの隣で律佳が困った顔で弾いていて、その逆の隣でめぐるちゃんが笑顔で弾いている。次は律佳も笑顔になって。最後には律佳が真ん中になって、その両隣で二人の双子の子供が笑顔で弾いている。この移り変わりで不覚にも泣いてしまった。めっちゃ感動した。個人的な意見だけど双子のうちのどっちかがピアニストになってもう片方が主人公と同じ建築家になりそうな気がする。
- 透子√
私が総合的に一番面白かったと感じた√。なんとなくで最初にやって後悔している。転校生で、転勤族で、気まぐれで、高校生になってもじぶんのなりたい将来を見つけられない子。私と非常に共通点が多く、共感しっぱなしだった。ちょっとスレてるというか、達観している感じの子だったけど、お節介の主人公のせいで人との関わりを持つようになったり、自分の気持ちを両親に言えるようになったり、精神的にも律佳と並んで成長著しい√だったと思う。
自分の将来を決めるのはafterまでかかったけど、「主人公を支えることが私の夢」と決めて、せっかく内定していた就職先に内定辞退を出して、就職浪人してまでインテリアコーディネーターを目指す姿はめっちゃかっこよかった。そして主人公と同じ職場へ。こんな健気な子、現実にはいないんじゃね?
後エンディング曲のしあわせの場所が最強です。今度カラオケで絶対歌いたい。
就職先を主人公に最後まで内緒にしておくところとか、いたずら好きな性格もとてもよかった。前述の二人より感動は薄かったけど、話により感情移入できたという部分で私はこの√が星織ユメミライで一番好きである。
よくなかったところ
- 主人公
私が大嫌いな、「無能な働き者」タイプだった。病的にお節介なのである。ここまで他人に構おうとするのは「過去に何かあった」レベルなのだが、本編では「性分だから」の一言で済ましているのが気に食わない。こんなの現実にいたらストーカー一歩手前である。ヒロインたちが超優しくてよかったな。
そして、何か思いついた時に絶対誰にも言わないでごまかすのがまた最高にイラつかせる。そしてそれがうまく行かなかったときに勝手に自己嫌悪。終わってるやろこいつ。
うまく行くかわからないときは誰かに相談することくらい、小学生でも知ってるぞ。
いくらでも愚痴が出てくるのだけどまあこれくらいにしとく。私みたいに主人公に対して感情移入するタイプの人は気を付けたし。
- シナリオライターの知識や語彙不足
私が一番イラっとした場面なのだが、美砂√afterにて美砂が高校3年生から8年後に博士号をゲットしていた点である。博士号は、大学は4年で、そこから修士2年、博士3年を経てもらえるものであり、飛び級をしない限り最低9年かかるのである。そこに高校時代の1年を加え、美砂が博士号をゲットできるのは10年後なのだが8年でもらえていたのは不思議としか言いようがない。中途半端な知識で書くからこうなる。
次に語彙不足の点だが、主人公やヒロインが相手から何か言われた時の驚きの相槌が必ず「え…」なのである。これ以外はないのかと言いたいくらい不自然で気になった。何故私がこんなのが気になるというと、同じ理由で叩かれている「軌跡シリーズ」というゲームのシリーズが好きだからである。このゲームでも言われ始めたのが2013年の閃の軌跡で、2021年発売の黎の軌でも完全に治っておらず、根深い問題なのはわかるが気を付けてもらいたい。同じ言葉が繰り返されると会話全体が不自然に聞こえる。
- そら、美砂√
別に良くなかったってほどでもなく、普通に面白かったのだが、この二人は明確な将来の夢とかがすでに決まっており、√の中もあまり起伏がなく(特に美砂)、展開が読めてしまったので、特に特筆すべきものがなく個人的にただ読んでいるだけの印象に残らない√になってしまった。
特にそら√は評判も良く、一応センターヒロインだったので期待してたのが良くなかったかなと思う。
最初に言った通り普通に面白いのは間違いない。少なくとも飽きしまうことなんかは絶対ないと思う。
総合
色々愚痴も入ったが、エロゲの中では異例の、これだけ長い話をほぼ飽きさせずに読めたので良作には間違いないと思う。時間がない人はぜひ良かったところに書いた3人の√だけでもやってほしいなと思う。
後言い忘れていたがエロは全く期待しない方がいい、私は一回も出しませんでした。
愛を確かめる場面として割り切ってみた方がいい。
※実は次回作の銀色、遥かも購入してあるのでいずれプレイするつもりだ。こっちは札幌が舞台なので、雪国の人間としてこっちの方が楽しみだったりする。
あの晴れわたる空より高く 感想
昔やってたゲームの感想を思い出しながら書くのが得意じゃないので今現在やってるゲームの感想を書き連ねていきたいと思います。
とりあえず第一回目、「あの晴れわたる空より高く」感想です。
ネタバレ注意です。
2014年度萌えゲーアワード準大賞とシナリオ賞ダブル受賞作品。
FANZAのセールで1900円くらいで評判もよさげだったので購入。
結果としては最近のあまり値下げされてないフルプライスよりも満足できました。さすがシナリオ賞をとっただけあります。
共通√
聞いてはいたものの思っていたよりガチのロケットゲー。主人公(超が付くほどの馬鹿)がヒロインの一人の暁 有佐に偶然出会い、全く興味も知識もないロケットを作るために在籍している高校の弱小ロケット部に入るところからスタート。
弱小の部活モノらしくロケット部の部員集めから始まり、部員同士の衝突など困難にぶつかり、それを乗り越えていく様は読んでて非常に楽しかったです。
後このゲーム、下ネタが異常に多く、シリアスな場面でもお構いなしにぶっこんできます。これは好き嫌いがわかれそうですが私はとても好きです。
主人公が所属するロケット部、ビャッコは人数が少なく実績もなく、その上前年に爆発事故を起こしていたため廃部危機に陥っており、廃部を回避する条件が、「大会で優勝する」こと。そのためにたった五人で大会優勝を目指していく。
出場した大会では打ち上げ距離を大会新記録を出すも、その後に打ちあげた強豪ARCがその記録をあっさりと更新してしまい大会後に5人でボロボロと悔し泣きする姿は胸を打つものがあった。
そして次の全国大会、フォーセクションズに向けてってところで共通終了。
題材がロケットなので初見は何もわからなかったが、用語説明や図解など、こちら側が理解できるような配慮はずいぶんと親切にされていた。私も理系の人間ですが化学の人間なのでずいぶん助かった。
個別
那津奈→ほのか→夏帆→有佐
伊吹 那津奈
先輩枠。個人的に先輩キャラはあまり好みではないので最初に攻略。それに加えて今はほとんど見ない電波系女子という事もありキャラの魅力としては最初から最後までうーんという感じだった。しかしながら那津奈と有佐の友情や、度重なるトライアンドエラーの過程は非常に面白かった。フォーセクションズでは二人と一緒に自分もチャイルドちゃん(エンジン)頑張れと応援してしまっていた。
総じて本人自体の魅力以外という点では4ルートでもトップクラスだったと思う。
導木 ほのか
このゲームのギャグや下ネタは半分以上こいつのせい。ゲーム開始時から好感度が振り切っており、主人公にちょっかいをかけまくる。
このルートは前半の告白の勘違いから始まるアンジャッシュのような盛大なコントの前半と、職人や仕事といったものに対する向き合い方を語った後半に分かれている。前半はとにかくひどく、ずっと笑いっぱなしだった。最終的にセフレとホモとレズが爆誕していた。
ほのかちゃん自体が中学生の時から主人公が好きなので恋愛パートはあまり特筆する部分がなしだった。それよりも後半は実家の町工場の話がメインであった。おやっさんの「倒れても仕事は絶対投げ出さない」姿勢は色々考えがあると思うが私は素直にかっこいいと思った。
フォーセクションズの時の「職人の技術は時として最先端技術を超えることがある」という主張はライターが特に言いたいことの一つではないかなと思った。
色々言ってますが個別ではこの√が一番好きです。
黎明 夏帆
この√は前述のものづくりメインの話ではなく、夏帆自身の話がメインであり、毛色がどっちかというとキャラゲー寄りになった印象を受けた。キャラだけなら私も夏帆が一番好きです。
素直で優しくて臆病で、でも嘘つきな夏帆が主人公によって心を少しずつ開いていく過程がよかった。
つきあってからはイチャイチャ多めだった。夏帆自身が優秀なのでロケット製作ではあまり障害がなかった他の√でもそうだがHしてロケット製作の発想を思いつくというのが一番スムーズだったと思う。
目が悪く、手術を受けるか悩んでいる夏帆。その真意に気づき夏帆を励ます主人公はこのゲーム1かっこよかった。
暁 有佐
昔ながらの暴力系ツンデレ。久しぶりに見たわこんなん。
話としてはロケット開発に直接関わらないので人間ドラマが中心だった。主なものは有佐と明里先輩の関係と、主人公と父親の関係の二つの話だったと思う。前者は主人公、後者は有佐と第三者が解決への道を示してくれて、二人のいい関係が垣間見えた。
有佐も途中からもうデレッデレなんだけど頑なに認めないのが可愛かった。フォーセクションズの最初に恋愛禁止って自分で言ってしまったもんだから素直になれず告白したのは√のラストシーンだった。まあ彼女らしくていいんじゃないかな。
この√で主人公の父親のロケット嫌いの理由と主人公が親父にわだかまりを持っている理由が判明する。これはしゃーない。人間てやっぱ感情の生き物なんよなあって改めて思った。
それを踏まえて有佐のフォーセクションズの演説は素晴らしかった。この優勝は文句なしでしょう。
Lift off!!
trueエンド。個人の感想だが、個別の方が面白かったかなあと思う。
最後の結末への持って行き方が強引すぎたかなって感じた。有佐を昏睡させる必要あったのかなあ。その後のご都合主義も度が過ぎているかなと。
ただラストのロケット打ち上げに成功した場面はなんだかんだ感動しました。このゲームが終わってしまう寂しさもあったので、十二分にこのゲームに没入できたといいでしょう。
Hシーン
個人的にはあまり使えなかった。有佐とほのかは少し使えた。普通のエロゲくらいだと思う。
CG 音楽
あまり気になったところはなかったと思う、OPのロケット☆ライドは必聴。歌詞の意味も調べてみるともっとエモいと思う。
総括
おすすめ度 ★★★★★
シナリオはほとんど、うん?となるところがなく非常に読みごたえがあった。ヒロインの設定は少し昔のものなような気がしたしどこかで見た感じもするが個人的には全然問題なし。
FANZAでセールの時に買えば安いのでそれを考えたら破格のコスパ。それを抜いても普通に面白いのでシナリオゲーを探している人には非常にお勧めできる。